箱庭たまごの平飼い
一般的なアニマルウェルフェアの基準では、1㎡あたり7羽以下であれば良いとされているところを、箱庭たまごの鶏は、1㎡あたり3.5羽以下という一般的なアニマルウェルフェアの基準よりも厳しい基準を設けて、よりゆとりのある空間で育てています。
鶏舎には止まり木を配置しています。止まり木は、
①安心して休息できるスペースを確保することで、鶏群のストレス緩和に役立つ、
②ジャンプ行動をすることで脚の筋肉が発達し、健康な体作りができる、
③産卵期間におけるネストトレーニング
という目的があります。
鶏舎にはネスト(巣箱)も配置しています。掃除の行き届いたネストは、鶏が、暗く、隔離され、温かい環境で産卵できる場所です。ネストがない環境で鶏が産卵すると、他の鶏に尻をつつかれることもあり、これは動物福祉上の問題になるとされています。適切なネストが配置されていることで、鶏は、他の鶏から隔離された環境で産卵することができます。
私たちは、箱庭たまごの鶏のために平飼いの環境に徹底的にこだわり、鶏が自由に動き回ることができ、ストレスなく過ごせる環境を実現しています。
純国産鶏もみじ
丈夫で光沢のある美しい褐色の卵を産むもみじの中で、卵を産む種鶏の3代前まで日本国内で飼育されている純国産鶏である「ゴトウもみじ」を飼育しています。
純国産鶏のもみじは、環境適応性に優れて温順な性質だと言われています。
純国産鶏の安心感と、日本の食料自給率向上にも寄与できる卵です。
健康で元気な鶏
箱庭たまごの鶏は、衛生的な環境でおよそ120日前後まで育てられ、私たちの鶏舎にやってきます。
私たちは、澄んだ空気と清らかな水、美味しくて栄養豊富な食事によって、健康で元気な鶏を育てています。箱庭たまごの鶏は、平飼いで、飼育期間中に疾病にかかる鶏はほぼ0です。また、ワクチンや薬剤は一切使用することがありません。殺虫剤などの薬剤を使用せずとも鶏の健康が保たれています。殺虫剤などの薬剤を鶏に使用しないので、箱庭たまごにも薬剤が残留することはありません。
こだわりの飼料と水
箱庭たまごは、鶏の飼料と水にもこだわっています。
箱庭たまごは、遺伝子組み換えなし、ゲノム編集なし、防腐剤ゼロ、残留農薬ゼロのポストハーベストフリー飼料(収穫後の農薬を使用しない飼料のことです。)をすべての鶏に与えています。
飼料に、酵母や乳酸菌を配合することで鶏の腸内環境を整えています。
箱庭たまごの中でも、箱庭茜は、天然のアスタキサンチンやルテインを配合した飼料を与えています。
使用する水は、一級河川鬼怒川近くの地下50mから汲み上げた地下水を特殊フィルターでろ過し、鉛、トリハロメタン、環境ホルモンなどを除去した軟水をたっぷりと与えています。
こだわりの飼料と水により、健康で病気になりにくい丈夫な鶏を育てています。
徹底した鶏舎の清掃と近隣への配慮
10万羽以上をケージ飼いしている鶏舎では、臭いが問題になることがあります。
しかし、私たちの鶏舎では、ハエやワクモなどのダニはほとんど見かけません。午前中は採卵をし、餌を与え、午後は鶏糞や抜けた羽を手作業で拾い集め鶏舎の清掃をします。また巣箱は専門のスタッフが一か所ずつ掃除をし、鶏が安心して卵が産めるように整えます。巣箱の清掃を日々行い巣外卵を5%以下に抑えることで、卵を鶏糞から隔離し、衛生を確保しています。箱庭たまごの鶏舎は、1万羽以内を飼育すること、徹底した鶏糞の清掃、分解力の高い敷料を使うこと等を行うことで、衛生的な環境を維持し、ハエの発生や、平飼い鶏舎で出やすいコクシジウムやMGなどの病気の発生もほとんどありません。
どんなに綺麗してもすぐに汚れてしまうのですが、清潔綺麗な環境は働く人、そこで生活する鶏、どちらにとっても嬉しいことです。鶏舎を清潔に保つことで、近隣への臭いにも配慮しています。
HACCP(ハサップ)基準に準拠した製造管理基準
箱庭たまごでは、現在HACCP認証を受けるために準備をしています。具体的には、製造工程を分析し、製造工程ごとにHACCPに基づく製造管理基準を策定しています。現在、その製造管理基準に従って製造されていることの監視(モニタリング)のために、製造管理基準の実施状況について日々の記録を行っています。サルモネラ検査等を定期的に実施してトラブルの早期発見体制を構築しています。
すでにGPセンター(グレード・パッキングセンターの略。洗卵をするための施設です。)はHACCP(ハサップ)に基づく製造管理基準は満たしております。GPセンターでは、人と機械両方の目で洗卵・検品を行い、ケージ飼いに劣らない衛生管理を実現しています。
遅くとも2026年には、全工程(集卵から出荷、製品検査など)のHACCP認証を受けることを予定しています。お客様に安全性の高い卵のお届けが可能になっています。
持続可能な卵
- 障がいがある人々が活躍する場として、地域に雇用と特産品を創出する
- 国内最高峰の動物福祉を追求し、人も動物も満たされるしあわせな卵をつくる
- 地域の農産物やエコフィード※を積極的に活用し、環境負荷を軽減する循環型農業の仕組みをつくる
※エコフィード(eco-feed)とは、食品製造副産物等を利用して製造された飼料です。エコフィードの利用は、食品リサイクルによる資源の有効利用のみならず、飼料自給率の向上等を図る上で重要な取組です。
(農林水産省:エコフィードについて)
栃木県産無農薬野菜を贅沢に配合し、一部の鶏には真岡産いちごの残渣を与えることで、地域の循環体制を構築しています。
また、販売・配送時のパッケージや緩衝材には再利用可能な紙・段ボールを使用し、持続可能な社会に向けた取り組みを推進しています。
アニマルウェルフェア(AW)の追求
欧米では2012年にケージ飼いは廃止され、遅れをとっていたアジア圏でも急速にアニマルウェルフェアの潮流が進んでいます。日本でも量産式のエイビアリー平飼いが増えて来ていますが、アニマルウェルフェアの認証制度が広がっておらず、「ウインドレス」や「密飼い」など、基準が無い表記上の「平飼い卵」が増えているのが現状です。
箱庭たまごでは、農水省有機JAS認証モデルや山梨県アニマルウェルフェア認証モデルなどになっている「黒富士農場」と連携し、山梨県の許可を受け「やまなしアニマルウェルフェア認証基準」を参考に独自の飼育管理基準を設け、日常の観察項目基準として、日常行うべき項目と、飼養管理基準として鶏舎に鶏を迎える際に確認する項目を定めています。
平飼いに関する「明確な基準」を追求し、鶏にストレスを与えない健康的な方法で、客観性を持つ動物福祉に配慮した質の高い卵を生産することができます。
箱庭たまごの自主AW基準
観察項目基準
飼育管理に関する記録を毎日付けること
不要なストレスを与える突発的な行動は起こさないようにすること
飼育管理基準
(放牧も可能な場合は行うが鶏インフルエンザ警戒シーズンは除く)
羽つつきやカニバリズムに対する予防と適切な措置を行うこと
